その他のサーモグラフィによる診断等

建物の診断以外にも、私たちの身近な場面でサーモグラフィの技術が利用されています。ここでは、いくつかの活用方法をご紹介します。

1.雨漏れ・水漏れ原因調査

雨漏れを放っておくと柱など構造駆体の含水率が上がり、腐ってきます。木材の腐朽は、含水率30%以上で進行します。また、雨漏れは、水分が大好きな白蟻が生息する環境も作ります。室内への雨漏れはもちろん、雨染みを見かけたら早めに原因を突きとめましょう。サーモグラフィカメラは、雨漏れの低温を感知して雨水の浸入場所を突き止めてくれます。左の写真は、サッシのコーナーから雨水が浸入している写真です。色の濃いところが雨水の侵入口です。右の写真は、工場の屋上塔屋からの雨漏れ写真です。塔屋の左下が、低温を示していました。この低温部を解体してみると、水分が溜まっていて流れ出てきました。

サーモアドベンチャーは、0.03℃の温度差を感知する高性能赤外線サーモグラフィカメラで、原因のわからない雨漏れや水漏れの検査をいたします。何度か修繕したけど直らない、ある風向きの時だけ雨漏れする、中古住宅の購入前に雨染みが見つかったので詳しく調べたい等々、壁を壊さず雨漏れの原因を追及します。一般的に雨漏れなどの水は、夏は1ヶ月、冬は3ヶ月残っているとされますので、雨の降った翌日でなくても、検査ができます。全国への出張検査も承っております。

※住宅瑕疵担保履行法では、築10年以内の雨漏れには瑕疵保険が適応(供託金積立の場合は、適応外です)され、雨漏れの検査費用、工事費用の一部が支給されます。築10年以内に雨漏れがあった場合は、早めに保険申請をして、専門の検査を受けましょう。

2.特殊建物の外壁劣化診断

特殊建築物のタイル等の外壁は、定期報告制度により10年ごとに劣化損傷を検査することが義務付けられています。 建物の老朽化で、タイルがはがれ落ちて、通行人に怪我を負わせる事故が発生しているためです。サーモアドベンチャーは、高性能赤外線サーモグラフィで、このタイルの浮き調査が出来ます。 サーモグラフィによる外壁診断は、従来の打診検査と比べ、多くのメリットがあります。
● 画像による「見える化」で記録として保存ができ、後任の方への引き継ぎが容易です。
● 離れた場所から測定できるため、広範囲に診断でき、診断期間の短縮が出来ます。
● 打診法と比べて足場を必要としないため、住民の方々や建物使用者の負担を小さくできます。
● 赤外線診断は、打診調査による浮きの広がりや剥離の可能性がありません。 

3.太陽光発電のパネル劣化診断

太陽光発電のセルは、長年のうちに劣化してきます。パネル一枚の中のセルが一箇所でも劣化すると、パネル全体が発電しなくなります。セルの劣化は、同時期にやってきますので、急に発電量が少なくなったりします。左の写真の白くなっている部分が、セルが劣化しているところです。メガソーラーなど事業としているところは、事業収支に関わってきますので、赤外線サーモグラフィカメラで定期的に検査をしましょう。

4.室内温度分布調査

写真左は、リビングの可視画像で、写真右が、赤外線サーモグラフィカメラで撮影した温度分布の写真です。床の温度が低く、天井の温度が高いことがわかります。床の断熱性能が低いためにこのような温度差が生じます。

室内の温度が下がることによって、血圧が上昇し、体に負担をかけたり脳梗塞を誘発することがあります。また、就寝の際、朝方、温度が下がることで血圧が上がります。冬の朝方の一番冷え込む時間帯に、一番脳卒中で搬送されることが多い(2番目が入浴時間)のもそういったことが原因の一つと考えられます。

 ご自身はもちろん、愛する家族の健康寿命を延ばして 、楽しい老後を過ごしていきましょう。

5.遮熱塗料の効果診断

工場の屋根の遮熱塗料の施工を下部分としていない部分の温度差を高性能赤外線サーモグラフィカメラで撮影しました。青い部分が、遮熱塗料を施工した部分で、温度は26.4℃、赤い部分が未施工の部分で、温度は46℃。その差は約20℃もありました。アメリカから輸入した遮熱塗料ですが、すごい効き目ですね!

6.白蟻工事後の注入確認

雨漏れが原因で、2Fの柱までヤマト白蟻が住みついていました。通常の白蟻の薬剤は、農薬と同じですので、人体にとって良くありません。今回は、人体に無害なホウ酸を使って処理をしました。写真は、ホウ酸水溶液を注入後、赤外線サーモグラフィカメラで撮影たものです。蟻道と思われるところにホウ酸水溶液が注入されている様子がくっきりと映し出せました。

7.その他の赤外線診断

その他、さまざまな分野で赤外線サーモグラフィカメラを活用できます。
例えば
● 山間の法面の劣化診断
● 電線の劣化診断
● 工場や飼育施設の屋根の防水・断熱化工事のチェック など
その他、建物以外でもお困りのことがございましたら、遠慮なくお問い合わせください。
当社は、赤外線診断ネットワーク(街と暮らし環境機構TERS)と提携し、サーモ技術を活用したさまざまな診断業務を承っております。

法面の劣化診断

8. 空気環境(シックハウス)診断

サーモアドベンチャーでは、空気環境診断も行っております。

化学物質過敏症は、花粉症と同じでホルムアルデヒドや5VOCなどの化学物質が人の許容量を超えたときに発症します。化学物質過敏症は、一度発症してしまうとまともに日常生活を送れないことがあります。

このような化学物質過敏症を防ぐために、2003年、建築基準法で、建材に使用するホルムアルデヒドに関する法律が制定されました。ホルムアルデヒドを規制した建材を使用すること、そして、1時間に0.5回以上の換気を行うことが法律で決められました。しかし、この法律は、新築住宅が対象で、リフォーム工事は対象外です。

また、建材は規制に沿った物を使用していても、ホルムアルデヒドの濃度が高く検出されることがあります。その原因の多くは、家具です。とくに量産家具はホルムアルデヒドを多く含むことが有り、注意が必要です。

サーモアドベンチャーでは、室内のホルムアルデヒドの空気環境測定も致します。 ご家族の誰かに、部屋に入ると頭痛がする。とか気分が悪くなるとかいった症状が出たり、アレルギーをもった小さなお子様のいる方等、一度、住まいの空気環境を測定してみてはいかがでしょうか?

もし、ホルムアルデヒドの測定値が高い場合は、お部屋にホルムアルデヒドの吸着剤を塗布するご提案をさせて頂きます。

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