カビ菌は、空気に漂っていますが、4つの条件が揃うと繁殖を始めます。それは、空気(酸素)・温度・水分(湿気)・栄養です。
このうち、空気(酸素)・温度・栄養は、人が暮らす空間に不可欠な要素ですので、抑制が難しいと言えます。
このため、カビの生育を押さえるには、水分を抑制する必要があります。
建物内でカビの発生の原因となる水分は、雨漏り、結露、湿気、水漏れなどがあります。カビの除去をしても、環境を変えなければ、時間の経過と共に再発する可能性が有ります。弊社では、カビの除去や抑制はもちろん、室内カビの発生する原因を調査して、改善提案も行います。
【カビが発生する原因】
《1. 結露によるカビ》
結露水によってカビが発生します。 結露の種類は、季節に依って発生する冬型結露と夏型結露があります。
最近増えているのは、猛暑による夏型結露が原因のカビです。夏の湿気はとても多いので、一瞬のうちに建物全体に広がっていきます。
各季節の結露は、発生する箇所によって、内部結露(壁内や天井裏など)と表面結露(壁の表面やガラス面など)に分けられます。
発生する箇所は、壁、天井、床など見える場所と、小屋裏、壁内、床下等、見えない場所とありますが、見えないカビは、気が付かないうちに建物全体に広がり、シックハウス症候群などを引き起こす可能性がございますので、カビの除去だけでなく、根本的な原因の調査と是正をすることをお勧めします。
結露の原因調査は、結露が発生する時期に行うのがベストです。お申込みいただいてから調査実施まで、多少時間がかかりますので、早めにご相談いただくことをお勧めします。
《2. 雨漏りによるカビ》
雨漏りがすると、1ヶ月~3ヶ月間は、壁内や天井裏に水分が残っています。この水分の影響を受けて、カビが発生します。 発生する箇所は、壁、天井、床など見える場所と、小屋裏、壁内、床下等、見えない場所とあります。
《3. 湿気によるカビ》
空気中の水蒸気量が多いために発生するカビです。カビは、湿度が60%以上100%未満で繁殖します。
湿度が高い梅雨の時期や換気が不十分な床下や押し入れなどに発生します。
湿気によるカビは、温湿度計や含水率計等で環境を計測し、原因を推測していきます。
《4. 水漏れによるカビ》
排水管・給湯・給水管からの水漏れに依って水分が供給されることによって発生するカビです。発生する箇所の多くは、壁内、床下等、見えない場所です。
【表面のカビ・内部のカビ】
表面に現れるカビは、比較的速く対処できますが、壁や天井、床下に発生するカビは、気がつきにくいために対処が遅れます。壁内、天井裏、床下は、多くの場合つながっていますので、カビの胞子が家中に行き渡りますので注意が必要です。
内部に発生するカビは、コンセントやスウィッチ回りに出てくることがありますので、気がついたら早めに対処するようにしましょう。
【カビの原因調査】
弊社では、カビの発生している環境を高性能赤外線カメラ、含水率測定、水蒸気推移測定、ファイバースコープ等で調査して、カビの発生原因を探り、根本的な環境を是正する提案を行っています。
原因調査は、カビや結露が発生する時期に行うのがベストです。お申込みいただいてから調査実施まで、多少時間がかかりますので、早めにご相談いただくことをお勧めします。
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