断熱リフォームを成功させる為に
「人生100年時代」といわれる昨今、老後の住まいは快適ですか?
「在宅ワーク時代」になった昨今、真夏と真冬の暮らしは快適ですか?
リフォーム後、お客様から良く聞くのが、 ●断熱リフォームをしたのに隙間風が入ってきて寒い。 ●断熱リフォーム後の建物性能が分からない。 ●断熱リフォームをしたら結露が発生してきた。 という、不満の声です。 この原因の多くは、しっかりとした事前診断と、それに基づく正しい断熱設計が、されていないためです。 建築も医療と同じように的確な診断と正しい処方箋が必要です。 断熱リフォーム診断では、リフォームの計画時に建物を、赤外線カメラ等で断熱性能や断熱材の状態を画像化・データ化してリノベーションの提案書を作成いたします。 提案書は、断熱設計のシミュレーションをいくつか作成しますので、そのままリフォーム会社へ見積りを依頼することが、出来ます。《断熱リフォーム診断》
隙間診断・断熱性能測定・断熱欠損調査・室温調査・断熱シミュレーションから、必要に応じた組合せが選べます。
1.気密測定による隙間診断
建物の気密が低いと良い断熱材やサッシを使用しても快適には暮らせません。 気密性能が必要な理由として、「煙突効果」があります。建物の内外に温度差があるときに空気の密度の差によって浮力による圧力差を生じ、建物の上方では外に向かう圧力が生じ、下方では内に向かう圧力が生じます。 この為、建物の上方では、空気の流出が起こり、同時に下方では外気の流入が起こります。これを煙突効果と言います。 床下からスースーした風を感じるといった現象もこの煙突効果の一つと思われます。このように、気密が取れていないと、より、煙突効果を助長させることになります。 外気温が下がって室内温度との差が大きくなればなるほど、冬に床下からの底冷えを感じやすくなります。(下図は、煙突効果のイメージ図です)今の建物の無駄な隙間を是正して、より快適で、安全な暮しを手に入れましょう!
気密測定のページはこちらから
2.断熱性能(熱貫流率)測定
●断熱リフォームをしたいけど、断熱材の種類や性能がわからない ●断熱材の本来の性能が発揮されているのか?知りたい。 といった場合に、断熱性能(熱還流率:U値)を知ることができます 測定した断熱性能を元に、的確な断熱リフォーム計画を作れます。断熱性能測定の事例はこちらから
3.断熱欠損調査
新築では、壁材を貼る前に、断熱材が正しく入っているか?は、検査が出来ます。しかし、既築の家では、断熱材は、壁の中に隠れていて、見えません。断熱材は、年月と共に性能が落ちたり、ずれ落ちてしまいます。また、建てた当時の大工さんが、断熱材を入れ忘れていることも良くあります。 断熱材が欠損していると快適性を損なうばかりでなく、結露を引き起こす原因になる可能性が有ります。 弊社では、高性能な赤外線サーモグラフィカメラと独自の調査手法・解析方法によって断熱材の状態を可視化します。 この調査では、壁を壊さずに断熱材の欠損状態を見つけることが出来ます。断熱リフォームの際には、ぜひ、非破壊による断熱材の調査・診断をしましょう。4.室温調査
脳卒中になる原因は、食事であったり、運動であったり、体質であったりと様々です。血圧の急上昇も脳卒中を誘引する一つです。 暮らしの中で、脳卒中が発症する場所は様々ですが、その多くが、部屋と脱衣室や浴室の温度差や、晩から朝にかけて室温が急低下するといったヒートショックによって、血圧が急上昇することが原因です。5.断熱シミュレーション
ご希望の断熱設計をシミュレーションします。断熱設計のシミュレーション提案は、そのまま請負会社へ提出して、見積り依頼が出来ますので、費用と断熱性能の関係が明確に判断できます。
5-1断熱性能(熱貫流率)シミュレーション
断熱リフォームをするときに、建物のどこから熱が多く逃げているのか?また、夏にどの部分から日射熱が多く入り込んでいるのか?を知ることで、断熱工事の仕様と優先順位を選ぶことが出来ます。下図は、建物の部位別に逃げている熱量の図です。1番屋根から熱が逃げていて、2番目が開口部、3番目が外壁、4番目が床となっているのが良くわかりますね。 このように建物のどこからどのくらい熱が逃げているかを図と数値で示すことで、どこの部位を優先的に断熱工事を提案すれば良いかがわかります。断熱性能シミュレーション事例は、こちらから
5-2 光熱費シミュレーション
下図は、リフォーム前後で、どのくらい光熱費が安く出来るのか?シュミレーションをした例です。断熱化工事によって年間10万円以上の冷暖房費が節約できる結果となりました。断熱リフォーム工事費の補填になる上、老後にかかるランニングコストも節約できるので、リフォーム計画が立てやすくなります。5-3 室温シミュレーション
断熱リフォーム前後で、室温がどのように変化するか?シミュレーションいたします。 真冬の寒い時期、真夏の暑い時期の各部屋の温度推移をシミュレーションできますので、ヒートショック予防、快適性を知ることが出来ます。下の図は、断熱リノベーション前と後の室温シミュレーションの比較(冬期)です。明らかに、断熱リフォーム後の方が、温かく部屋間の温度差が無いのがわかります。◆気密・断熱診断の事例はこちら
※断熱リフォーム診断は、必要に応じた組合わせを選ぶことが出来ます。まずは、現状のお悩みやご希望をお聞かせください。いくつかの診断パターンを作成し、提案申し上げます。《その他のリフォーム診断》
1.壁内カビ診断
目に見える場所は、カビが発生しているか?すぐ確認できますが、壁の中だと見えません。ここでは、壁の中をファイバースコープで覗いて、カビが発生しているか?を調査します。 カビは、アレルギーや喘息を引き起こしたり、ダニの餌になったり、様々な健康被害を誘発しますので、リフォームの機会にしっかりと診断しておくと安心です。2.外壁劣化診断
外壁は、構造体を雨水や紫外線から守ってくれる大切な防護服です。外壁にクラックや膨れ、浮きなどが生じると、雨水が浸入して、構造体が腐ったり、白蟻を誘引したりします。 ただ、これらの劣化現象は、初期段階では、なかなか目ではわかりにくいのが現状です。 劣化も病気と同じで、症状が出てからでは、劣化が進行していると言えるでしょう。 外壁塗装や、リノベーションをする際に、内部の早期劣化がわかれば、下地の部分から手を入れることが出来ますので、早めの治療が可能です。 下の写真は、ある建物の外観の赤外線写真です。 温度が高い箇所は、膨れや浮きの部分です。この部分は、雨水が浸入しますが、通常は乾いていて日光の影響で高温に出ます。建物にとっては好ましい状態と言えませんが、膨れや浮きは、下地の部分から手直ししないと直らないケースが多いので、外壁塗装だけでは、根本的に良くなりません。 この調査によって、外壁の劣化状態がわかり的確な処方ができるので安心です。3.雨漏り調査
実際に雨漏りがしていなくても建物内に雨が新有しているケースは、非常に多く見られます。
気づかぬうちに建物の構造を腐らせたり、カビ・シロアリが繁殖したりしますので、注意が必要です。ただ、目視では、壁の中の状態はわかりませんので、悪化は進行してしまいます。
構造の腐りやシロア リによる被害は、耐震性を大きく損ないます。弊社は、温度分解性能が0.03℃の高性能サーモグラフィカメラ機器を使って、現象として表に現れない雨水の浸入を見つけます。
リフォームの際には、見えない部分の雨漏りもしっかり直して、地震に強い丈夫で長持ちする住まいにしましょう。