断熱材の状態が気になる方へ

壁の中に断熱材のあるところとないところでは、温度が違っています。この温度差を高性能な赤外線サーモグラフィで検知し、断熱材欠損やずれ落ちなどの状態を調査します。断熱材の欠損は、それ自体が快適性や省エネ性を損ないます。 また、冬ですと、断熱材が無い箇所は温度が低くなるために、室内壁に結露が生じやすくなります。
【断熱材非破壊調査の有効性について】
物件毎にに外壁の断面構造データから、断熱材のある場合と無い場合の室内壁面の表面温度を計算します。
下の図は、外気温8℃、室温11℃の温度差環境を作った場合のシミュレーションです。
断熱材がある室内壁の表面温度は、設計値で10.8℃(上図赤枠内)、断熱材が無い場合の室内壁の表面温度は、10.0℃(下図赤枠内)となり、その差は、0.8℃となります。


使用するサーモグラフィカメラは、温度分解能力が0.03℃の高性能カメラ(下表参照)ですので、本調査の結果は有効と考えます。

下の写真は、リノベーション前の断熱材の状態です。窓周辺に断熱材の入れ忘れやずれ落ちが多く見られます。
赤外線写真の色と温度の見方


断熱材欠損は、快適性を損ない、内部結露の原因になります。
断熱材の状態が心配な方、リフォームをするけどしっかり断熱材が入っているか確認したい方等、快適に暮らすため、建物を長持ちさせる為、断熱材の調査をお勧めします。
※本調査は、キッチンキャビネット等により壁面が隠れている場合やユニットバスの壁面など外壁との間に空間がある場合は、測定が出来ないことがございますので、予めご了承ください。
【調査対象エリア】
調査は、全国に出張いたします。お問い合わせ、お見積もりは、下記メール・LINE・お電話にてお願い申し上げます。
【その他の断熱に関する診断】
弊社は、気密測定の他に、壁の熱貫流率(U値)測定、気密測定(C値)測定、建物の平均熱貫流率(Ua値)の計算等も行っております。詳しくは、弊社の健康・快適診断ページからご覧下さい。
【断熱材調査の指導】
これから断熱材調査を事業に役立てたいとお考えの方へ、調査の指導をさせて頂いております。赤外線カメラの選定、使い方、調査に必要な室内外の温度差の計算、画像解析など、現場の調査をしながら、指導させて頂きます。
指導は有償となりますので、ご希望の方は、下記メールにてお尋ねください。
ご相談、お見積もりは、下記フリーダイヤルか、メールにて!
