【冬型結露の調査と対策(事例:神奈川県横浜市)】
近々、全面リノベーションを予定している築20年の2×4のお住まいです。
吹き抜けや窓回りにカビが発生しているので、リノベーション後は、カビが発生しない環境にして欲しいと言うことで、調査に行ってきました。
[調査]
《吹き抜け》
吹き抜けを赤外線サーモグラフィカメラで撮影しました。
カビが生えている箇所に構造材の2×4材があります。2×4材が熱橋部となって、冬型結露を発生させていました。
《その他のサッシ》
他のサッシも低温による冬型結露が発生していました。ペアガラスサッシでしたが、結露が発生していました。
[診断]
今回のケースでは、2Fにキッチンがあり、換気システムが導入されていなかったため、温かく湿った空気が吹き抜けのエリアや2Fの居室に滞留していたことが原因でした。
温かく湿った空気が、2×4材やサッシの熱橋部で冷やされることで結露を起こしていました。
[提案]
結露計算を行い、以下の①~④の対策を提案しました。
①除カビ・防かび工事
②環境対策工事I 換気対策
③環境対策工事II 温度差対策1 断熱対策
④環境対策工事III 温度差対策2 サッシ対策
【結露調査のお勧め】
結露の原因は、様々です。「カビが生えている」「天井が濡れてきた」といった現象が現れたら結露は進んでいる可能性が高いと言えます。
結露は、「冬型結露」「夏型結露」「水蒸気由来結露」「温度差由来結露」など、原因によって様々な種類があります。原因によって対処方法が全く異なりますので、結露の原因調査をお勧めします。
【結露調査の費用】
費用は、 現場の状況や構造体、箇所数によって異なります。 費用の詳細は、図面や現場状況、写真などを確認した上、お見積もりさせて頂きます。
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