【雨漏りが直らない理由】

雨漏り修理を何度やっても直らない
外壁塗装しても雨漏りが直らない
防水工事をしても雨漏りが直らない
屋根を葺き替えたけど雨漏りが直らない など

このような事は、ございませんか?それは、雨漏りの本当の原因をつきとめていないからです。
繰り返す雨漏りの対応は、本当に無駄な時間と費用を費やしています。
的確な雨漏り調査によって、無駄が無く、最短距離で雨漏りを直すことをお勧めします。

雨漏りによる被害

[1. 建物被害]

雨漏りが頻繁に起こると、構造材に腐朽菌が繁殖したり、白蟻が発生したりします。腐朽菌も白蟻も、建物の耐震性や耐久性に大きな影響を及ぼします。

イエシロアリのコロニーは、数百万頭になることがあります。設計上、耐震性があっても、構造材が役に立たなければ意味がありません。過去の大震災で倒壊した建物の多くは、白蟻や腐朽菌の被害に遭っています。

[2. 健康被害]

雨漏りが頻繁に起こると、カビが発生します。カビは、木材、石膏ボード、断熱材等を栄養源として、成長していきます。

カビは、喘息をはじめとしたアレルギーや過敏性肺炎などの様々な健康被害を引きおこします。そして、カビは、ダニの餌にもなります。ダニも、カビと同様に喘息などの多くのアレルギーを引き起こすアレルゲンとなります。

また、カビの種類によっては、稀に、致命的な健康被害を引き起こす種類もいます。

雨漏り調査の方法

まずは、雨が漏った日やどのような漏り方をしたかをしっかり記録しましょう。日にちが分かれば、その日の雨量や風向き、風速を調べることができ、雨漏り調査の大きな手掛かりとなります。

[1. 赤外線サーモグラフィによる雨漏り調査

赤外線サーモグラフィによる雨漏り調査は、雨水の残留水の低温を見つけ出す手法です。雨水が建物内に残留するのは、冬は3カ月、夏は1カ月(工法によって異なります)と言われていますので、お早めに調査をお申込みいただくことをお勧めします。

現地では、赤外線建物診断士が、温度分解性能が0.03℃の高性能サーモグラフィカメラを使って、外部や内部から、壁内などに含まれている水の低温や含水率を検知して、水跡をたどっていきます。

[2. レインテスターによる雨漏り調査

侵入個所の推定ができたら、散水試験で侵入箇所を特定します。弊社では、鉄筋コンクリートの雨漏り調査の際に赤外線カメラと併用してレインテスター調査を行っています。

雨が壁面などの表面から駆体内に入ったときに、雨の中に含まれている電解質のミネラルを残します。この電解質であるミネラルは、電気を通します。

レインテスター調査は、雨水の侵入口とアースをつなぎ、弱電気を通すことで、雨水の侵入口を見つける手法です。

雨漏り調査はもちろん、建物防水の劣化も分かりますので、メンテナンスの時期を知ることも可能です。

[3. カラーウォーターによる雨漏り調査

雨水侵入箇所の候補が複数ある雨漏りなどは、カラーウォーターで侵入箇所を突止めていきます。
カラーウォーターは、普段は無色ですが、特殊光を当てると紫・青・緑・黄・橙・赤などの色が出てきます。

雨漏りの可能性がある箇所に違う色のカラーウォーターで散水試験を行います。雨漏り箇所に水が出てきたときに、特殊光を照射することで、どこの箇所に入れた水かが判明するといった仕組みです。

カラーウォーターテストは、赤外線調査やレインテスター調査等と組み合わせて雨漏りの原因をつきとめていきます。

[4. 散水による雨漏り調査

吹き上げる強い風で雨漏りがした場合は、散水試験によって雨漏りを再現します。散水箇所は、赤外線カメラやレインテスターで見込みをつけた箇所に行います。

[5. 減圧法による雨漏り調査

鉄筋コンクリートの建物で、台風や暴風雨の時にしか雨漏りがしない場合、建物内を減圧して、カラーウォーター試験や散水試験を行います。室内を減圧することで、雨漏りを再現しやすくします。

《雨漏り調査方法の紹介動画》

雨漏り診断の事例

一般住宅から工場、社屋の雨漏れの調査をした写真の一部をご紹介します。
目視では見えない雨漏れが、赤外線の世界では、見つけ出すことができます。

《住宅の雨漏り調査事例》

右の写真は、窓の下に雨水が浸透している写真です。
室外から撮影した写真です。青の濃い部分 が、雨水が浸透している低温部分です。可視画像では、問題が無く見えても、赤外線画像では、このように明確に見えてきます。

この雨漏りは、サッシのコーナー部分の防水施工が原因と思われます。

《カラーウォーターによる雨漏り調査事例》

雨漏りの可能性がある3箇所にレッド・ブルー・グリーンのカラーウォーターを散水しました。

雨漏り箇所からグリーンのカラーウォーターが検出されました。

《工場の雨漏り調査事例》

下の写真は、工場の屋上の写真です、塔屋の左下に青い部分(青丸で囲まれた箇所)がありますが、そこに雨水が滞留しています。原因は、外壁の縦と横目地から侵入した雨水を、抜けるしくみが無かったためです。

水が入らないように目地に50年耐久性能のあるシーリングを施し、万が一、雨水が入っても、抜ける穴を開ける処理をしてもらいました。

雨漏り調査の可能なエリア

サーモグラフィの雨漏り調査は、全国で可能です。
調査場所が、関東エリア以外の場合は、別途、出張・旅費交通費が必要となります。

調査費用

赤外線・テスター調査・カラーウォーター等による雨漏り調査は、建物の構造、雨漏り箇所、雨漏りの仕方によって調査方法が異なります。

雨漏り箇所の分かるお図面、雨漏りがした日にち、写真などの資料によってお見積もりをさせて頂きますので、お問い合わせくださいますようお願い申し上げます。

(注)水染みだけの雨漏りの場合は、雨水の侵入箇所の特定が、難しい場合がございます。

瑕疵保険の対応

築10年以内の雨漏りであれば、瑕疵保険の適用になります。この場合、雨漏り修繕費用の他に雨漏り調査費用の一部が、瑕疵保険で(上限金額有り)保証されます。

瑕疵保険は、大手住宅会社以外で建築された殆どの住宅にかけられています。詳しくは、加入している瑕疵保険会社にお問い合わせください。

雨漏り調査の流れ

1
お問い合わせ

まずは、メールまたは、お電話でご相談、お問い合わせください。オンラインでの事前相談(無料)も可能です。

2
お見積もり

雨漏り箇所の写真、雨漏り個所を記入した設計図書、現場状況、雨もりの発生した日にち等をいただき、お見積もりを作成します。

3
調査

調査お申込後、調査に必要な機器を持ってお伺いします。 雨天の際は日程が変更になります。

4
調査報告・是正提案書

調査日から約10日~14日間のうちに、調査報告・是正提案書を提出いたします。