夏型結露の調査と対策事例

最近の猛暑で、以前には見られなかった夏型結露が発生するようになりました。それは、35℃以上の高温により、空気に含まれる水蒸気量が増えたことや、熱中症対策によるエアコンの常時使用が原因であったりします。この夏型結露によって、カビの発生が増え、アレルギーや夏型過敏性肺炎(夏の止らない咳)などを引き起こしています。また、建物にとっては、構造体の腐朽やシロアリの誘因にもなります。この結露は、壁の中や天井裏、床下で発生するケースが多いので、気がつきにくく、症状を悪化させることがありますので、注意が必要です。

◆サーモ結露調査・対策提案の事例

1.夏型結露によってスウィッチ・コンセント周りに発生したカビ

下の写真は、スィッチ周りにカビを発見した写真です。

スウィッチ周りに発生したカビ 
換気システムで全室へ回ります。

スウィッチプレートを外し、壁の中をファイバースコープで見てみました。すると、間仕切り壁の中は、カビであふれていました。カビ菌は、間仕切り壁の中を循環して家中に回ります。

小屋裏の写真です。断熱材をめくると気密シートの上に水が溜まっていて、プラスターボードにカビが発生していました。 天井裏に生じた結露の湿気が 間仕切り壁内におりてきて、壁内にカビが発生していました。

カビの除去・防かび処理を行うだけでは、再発してしまいますので、根本的な小屋裏環境の是正提案を行います。

《今回の結露対策》

小屋裏の湿度を下げるため、小屋裏に必要な換気量を計算して、強制換気を行いました。

次に、カビの発生している箇所を解体して、除カビ処理、防カビ処理を行いました。除カビ防カビ処理方法は、こちらをご参照下さい。

2.小屋裏の夏型結露の調査と対策提案の事例

建築途中の現場から、雨漏れの知らせで現場へ行きました。現場に着いてみると、雨の降っていない日でも、断熱材が濡れてくるとのことでした。

下の写真は、屋根の下地合板の状態を見るために、吹付の断熱材を撤去した写真です。

小屋裏の屋根断熱材を剥がしたところ

下の写真は、サーモグラフィカメラで棟周りの屋根下地合板の温度を測定した写真です。棟を境に北側の合板の温度が低くなっていました。

サーモグラフィで棟まわりの温度を測定しました

屋根下地合板の含水率を計った結果が、下の図です。サーモグラフィで低温に出た部分の含水率が高く出ています。棟木は乾いていました。

通気工法で、日中、暖められ棟付近に上昇し、滞留していた湿った空気が、夜間に冷やされ、発生した結露でした。

《今回の結露対策》

温かく湿った空気が、小屋裏通気層に滞留していた空気を外へ排出することにしました。その結果、結露は発生していません。

◆結露調査のお勧め

結露の原因は、様々です。カビが生えている。天井が濡れてきた。といった現象が現れたら結露は進んでいる可能性が高いと言えます。 結露は、冬型結露、夏型結露、水蒸気由来結露、温度差由来結露など、原因によって様々な種類があります。原因によって対処方法が全く異なりますので、正しい工事をする為にも結露の調査をお勧めします。

◆結露調査の基本費用

サーモグラフィ・温湿度計等による結露状態調査・是正提案    80,000円  箇所

表の結露調査の費用は、結露1箇所あたりの調査価格です。

費用は、 現場の状況や構造体、箇所数によって異なって参ります。 費用の詳細は、図面や雨漏れの状況、写真などを拝見した上、お見積もりさせて頂きます。お問い合わせやお見積もりのご依頼は、下記フリーダイヤルか、下記の「メールでのご相談はこちら」からお願い申し上げます。

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冬型結露の調査と対策事例

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