寝室結露の事例(さいたま市)

寝室結露の診断事例

毎年、10月から4月くらいまで、寝室の窓ガラスや壁に水滴がついている。雨漏りか、結露か?原因がわからないので調査して欲しいという依頼がありました。 雨が降っていない時も濡れていると言うことなので、結露という前提で調査をしました。 今回は、寝室の他に寝室を出てすぐの廊下、脱衣洗面所、LDK、外部の水蒸気量の推移を調査して、結露の元になる水蒸気源がどこから来ているのか?を調べました。(下図は、水蒸気量の測定箇所です) 結露の原因を測定した箇所 調査は、24時間の水蒸気量を測定しました。その結果が下のグラフです。
結露原因の水蒸気量の推移をグラフ化したもの
水蒸気量の推移が目で見てわかるので、結露の原因がどこにあるのか?わかります。
このグラフから、就寝時に寝室の水蒸気量が徐々に増えていることがわかります。従いまして、キッチンや浴室の水蒸気が寝室に影響していないことがわかります。 この結果、寝室の換気量不足と言うことがわかりました。 下の表は、水蒸気の発生源一覧です。
水蒸気の発生源と量を表した表
水蒸気の発生源と量を表した表
このように、人間の体からは、就寝時に多くの水蒸気が出ます。冬でも一晩で、一人あたり500mlの水蒸気を放出していますので、2人いれば、寝室で夕食の調理をしているようなものです。 寝室でも、換気がいかに大切か、わかります。 今回は、24時間の第一種換気を設置していましたが、充分に機能していなかったので、ダクト配管のやり直しをしました。 今回は、水蒸気がどこから来るのかを調査することで、結露の要因を調べた事例でした。

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