中間時の気密測定では、隙間の是正を行いますので、そのタイミングは、最も重要なポイントの一つです。
ただ、工法や気密・断熱仕様によってそのタイミングが違いますので、注意が必要です。

中間時の気密測定のタイミングを一言でいうと、「気密ラインが出来た時」です。気密ラインとは、建物の構造上、連続して気密をとる箇所のことです。ただ、この「気密ラインが出来た時」に配線や配管などが出ていないと、完成までに気密が落ちてしまうことが多々あります。

下の表は、一般的な工法別に中間時の気密測定のタイミングをまとめましたので、ぜひご参照ください。

内外断熱断熱材仕様1仕様2測定の時期
内断熱内断熱 繊維系の断熱材
(グラスウール・ロックウール・
セルロースファイバー等)
外壁・天井に防湿・気密シート等を使用する場合気密テープを
使用する場合
気密テープで気密シートのジョイントを施工し、基礎・床・天井・屋根などの気密処理が終わり気密ラインが出来た後
気密テープを使用せず、石膏ボードで気密シートを押さえる場合基礎・床などの気密処理が終わり、石膏ボードを張った後で、気密ラインが出来た後
外壁・天井に防湿・気密シート等を使用しない場合基礎・床などの気密処理が終わり、石膏ボードを張った後で、気密ラインが出来た後
外壁面材(構造用合板等)で気密を取る場合防水・気密テープ等を使用する場合外壁面材の気密施工及び、基礎・床・天井・屋根などの気密処理が終わり、気密ラインができた後
ウレタン等の吹付断熱ウレタン吹付工事後、基礎・床などの気密処理が終わり、気密ラインが出来た後
外断熱板状の断熱材外断熱で気密を取る
場合
気密テープで断熱材
などの隙間を塞ぐ
外断熱材の気密施工及び、基礎・床・天井・屋根などの気密処理が終わり、気密ラインができた後
吹付の断熱材外壁面材に断熱材を
吹き付ける場合
外壁・屋根面のウレタン断熱材等の吹付施工後、基礎・床などの気密処理が終わり、気密ラインが出来た後
共通項玄関ドア枠の下モルタル・ウレタン・気密テープ等で、隙間が無いように塞いだ状態
システムキッチン・ユニットバス配管周りの隙間をチェックするために施工前のほうが望ましい。
スィッチ・コンセント気密ボックスを施工する前は、スィッチ・コンセントの穴は、開けない。気密ボックスを施工した後は、スィッチ・コンセントの穴は開ける。(吹付断熱の場合は、開口可)
換気ダクト・給気口等換気ダクト・給気口・エアコンスリーブの穴などは、壁・天井から出ている(穴が開いている)状態が望ましい。
給排水管給排水管の配管は、床・壁から出ている状態が望ましい。
分電盤・情報分電盤の配線分電盤・情報分電盤の配線は、壁または天井から出ている状態が望ましい。
電気配線電気・リモコン等の配線は、壁または天井から出ている状態が望ましい。
上記表の内容は、一般的な見解となります。会社によって、工程の組み方や、建物に対する基本的な考え方でできないこともありますし、建築工法・気密施工や断熱施工の方法も様々ですので、あくまでも参考資料としてご使用ください。