◆冬型結露調査・対策提案の事例 (神奈川県横浜市)
築20年の2x4のお住まいです。今度、全面リノベーションをする計画があるのですが、吹き抜けや窓回りにカビが発生しているので、リノベーション後は、カビが発生しない環境にして欲しいと言うことで、調査に行ってきました。
赤外線サーモグラフィカメラでカビの場所を撮影しました。
吹き抜けをサーモグラフィで撮影しました。カビが生えている箇所に構造材の2x4材があります。2x4材が熱橋部となって、冬型結露を発生させていました。
その他のサッシの状況
他のサッシも低温による冬型結露が発生していました。ペアガラスサッシでしたが、結露が発生していました。
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サッシの下端に発生したカビ -
サッシの周辺に発生したカビ
考 察
今回のケースでは、2Fにキッチンがあり、換気システムが導入されていなかったため、温かく湿った空気が、吹き抜けのエリアや2Fの居室に滞留し、2x4材やサッシの熱橋部で冷やされ結露を起こしていました。
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カビが発生した原因図
《結露対策》
結露計算を行い、以下の①~④の対策を提案しました。
①除カビ・防かび工事
②環境対策工事① 換気対策
②環境対策工事② 温度差対策1 断熱対策
③環境対策工事③ 温度差対策2 サッシ対策
◆結露調査の勧め
結露の原因は、様々です。カビが生えている。天井が濡れてきた。といった現象が現れたら結露は進んでいる可能性が高いと言えます。
結露は、冬型結露、夏型結露、水蒸気由来結露、温度差由来結露など、原因によって様々な種類があります。原因によって対処方法が全く異なりますので、結露の原因調査をお勧めします。
◆ 結露調査の費用
費用は、 現場の状況や構造体、箇所数によって異なって参ります。 費用の詳細は、図面や現場状況、写真などを確認した上、お見積もりさせて頂きます。お問い合わせやお見積もりのご依頼は、下記からお願い申し上げます。